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■30代でも「男性更年期障害」。

更年期障害というと女性を思い浮かべるが、男性にとっても深刻な問題だ。

最近は働き盛りの30代で早くも更年期障害の危険信号が点滅する人も多いという。新しい場所や店に行くのが面倒―そんな気持ちがよぎったら、更年期障害を疑った方がいい。

「男性の場合は、女性のように生理や閉経がないだけに、男性ホルモンの状態を自覚しづらい。ある日、他人から『最近、オヤジだね』などと指摘されて、初めて男性ホルモンの減少に伴う老化を知ることもあります。30代でも十分注意すべきです」

こう話すのはAACクリニック銀座(東京都中央区)の上符正志院長(米国抗加齢医学会専門医・日本抗加齢医学会専門医)。

男性ホルモンの代表格といえばテストステロン。主に睾丸で作られ、胎児期、思春期に男性の身体的特徴を形成し、性欲にも大きく影響する。

また、テストステロンで、副腎から分泌されるDHEAホルモンは「若返りホルモン」としても知られているが、いずれも20歳をピークに減少。それに伴い体内でさまざまな体調の変化が生じる。これが男性の更年期障害で、女性と同様に、汗をかく、疲れやすい、無気力などの症状が現れる。

「テストステロンも、またテストステロンに変わるDHEAホルモンも、30代以降、急激に減り始める。ただDHEAホルモンはサプリなどで補うことも可能。また筋肉をつけたり、ビジネス以外の好奇心による刺激で、その減少を食い止めることはできる」

もっともホルモンの減り方には個人差があり、中には60代や70代になってもテストステロンの数値は高値のまま、という人もいる。

一般に“中年太り”は、これら男性ホルモンを減少させるといわれている。男性ホルモンが減ると、「筋肉が減り脂肪が増える」という恐怖のメタボリック・スパイラルに陥ってしまうので気をつけたい。

「運動は不可欠。筋トレを週に1、2回すると、脳が刺激され足りないホルモンを補うようにもなる」と上符院長。

自覚しにくい男性ホルモンの減少。チェック表(別項)に数個当てはまるようならば、男性更年期障害の第一歩かもしれない。専門クリニックなら血液検査によりホルモンの測定ができるので、心配ならば受診を。


男性更年期チェック

□体脂肪率が非常に増えた

□20代のときに涙した小説や映画に、今は全く感動しなくなった

□「それは当たり前」「当然だろう」ということが多くなった

□書店に行かなくなった

□積極的に知らない場所には行かなくなった

□同じ電車や時間、場所などで、毎日の生活を繰り返している。

□休みの日は、外出したくない。家でゴロゴロと寝ている

□ちょっとしたことでイライラする


「つい今しがたの出来事が思い出せない・・・」

最近、この“物忘れ”に悩み、脳の専門外来を訪れる20代30代の若者が増えている。会社を解雇されたり、人間関係を壊したりと状況は深刻だ。

“若年性健忘症”といわれるこの症状、脳細胞が死んだり萎縮したりするアルツハイマー病などの痴呆症とは異なり、CTやMRIで脳を検査しても異常は見られない。しかし放っておくと痴呆を引き起こす要因になる可能性もあるという。

 

● “若年性健忘症”とは

 「よく知っているあの人の名前がどうしても出てこない」そんな経験は誰にでもあるはずです。しかし、もの忘れが昂じて日常生活や仕事に影響が出始めると、笑い話ではすまなくなります。最近は激しいもの忘れの症状を訴えて、病院を訪れる20代・30代の若者もふえています。年をとってもの忘れが激しくなるのとちがい、比較的若い年齢で現れるこうした症状が“若年性健忘症”と呼ばれています。しかし、単なるもの忘れとの境界もあいまいで原因もはっきりしないため医学上の正式な病名とはなっていません。

● なぜ起きるのか

 “もの忘れ”は、 事故で脳が傷ついたり、アルツハイマー病のように、脳細胞が死んでしまっても起こります。しかし若年性健忘症はそのどちらでもなく、検査で脳に異常は見つかりません。まだはっきりとした原因はわかっていませんが、最近の研究で、脳の前頭葉の中にある「46野」という部分が関係していることがわかってきました。46野は、脳のどの部分にどんな記憶がしまってあるかを管理していると考えられています。いわば図書館の司書のような役割です。ですから、46野がうまく動かないと、記憶を引き出してくることができないのです。電卓やワープロなど便利な機器に頼りすぎたり、他人とコミュニケーションをとる機会が少ないと、46野の機能が低下するのではないかと指摘する専門家もいます。

● 予防法は

  これまで若年性健忘症の人200人の治療にあたってきた築山医師は、例として3つの方法をあげています。

1. 1日最低3人、家族以外の人と話す。

家族との会話は緊張感に欠けるため、ある程度気をつかう必要のある他人がよい。

2. 1日10分間、文章を書く。

日記でも手紙でもとにかく自分の手で書くことが大切。文字の意味や形を思い出しながら書くことに意味がある。

3. 1日20分間、外を歩く。

歩き慣れた道ではなく、なるべく知らない道を歩く。五感を通して入ってくる様々な情報が脳を活性化させる。

http://www.yukan-fuji.com/archives/2007/03/post_8760.html